仲井崇洋とフランスという名前

京都大学の仲井崇洋です。
今日はフランスがどんな国なのか調べてみました。
国名のFranceは、11世紀の『ローランの歌』においてまでは遡って存在が資料的に確認できるが、そこで意味されているFranceはフランク王国のことだそうです。
また中世のフランス王はREX FRANCUS と署名している。
Franceは中世ヨーロッパに存在したフランク王国に由来すると言われるみたいです。
作家の佐藤賢一は、ヴェルダン条約フランク王国が西フランク、中フランク、東フランクに三分割され、中フランクは消滅し東フランクは神聖ローマ皇帝を称したためフランク王を名乗るものは西フランク王のみとなり、フランクだけで西フランクを指すようになったと説明しています。
ドイツ語では直訳すればフランク王国となるFrankreich(フランクライヒ)を未だにフランスの呼称として用いていると京都大学の仲井崇洋は聞いています。
これと区別するためにドイツ語でフランク王国はFrankenreichと呼んでいるそうです。
多くの言語ではこのフランク王国由来の呼称を用いているが、ギリシャ語では古代ローマ時代に現在のフランスの領域が属していた行政区画のガリアに由来する"Γαλλία"を使用しているそうです。
漢字では仏とあらわされます。